木目の美しいケヤキのお厨子です
通常、世の中で流通している製品は木目が真っ直ぐな(柾目)もしくは竹の子の断面のような(板目)が良いものとされています。
そしてそれ以外の木目が曲がったりうねっていたり色が変わっている部材は(不良)扱いされてしまいます。
しかしながら(不良)扱いの部材の美しさを見出し丁寧に組み合わせて作るとこんなにも美しい品物が出来上がります。見惚れてしまいませんか?世界に二つと同じものはありません。
このような木目は一本の木のどこに現れるかご存知ですか?それは何トンもある木の重さを引き受けている根本付近や太くて長い枝を支えている幹の下の部分です。つまり大きな負荷が何十年もかかり続けたその結果といえます。
どうかそんな自然の偉大さを製品を通して感じて頂けると嬉しいです